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DQNIT回顧録6

DQNIT回顧録6

「明後日島根県に行って」

突然だった。突然すぎて言葉が出なかった。俺に拒否権なんてないだろう。入社して1週間も経っていないのだから。
後ろで先輩上司達がクスクス笑っている。

不安なので仕事内容を聞いてみる。

「何やるかはわからない。向こうで教えてもらえるから。出来なきゃ戻ってくればいいから」
部長は簡単に言うが、俺は必死だった。出張に備え親父のノートPCを借り、ノートPCにvisualstudio等の開発環境を入れ、必要になるかも知れないソフトを掘り出した。
スポーツバッグに着替え等を入れた。原稿の道具も入れた。準備は万端だった。

「この会社にいるよりは派遣で外に出る方がいい」そう考えて出社した。
しかし、出社しても何も指示がない。不安になって部長に聞いてみる。

「あの話は無くなったから」

拍子が抜けた。一瞬ホっとしたが・・・また陰口を言われキモイと言われ椅子を蹴られる毎日が続くのかと思うと吐き気がした。

株式会社○○○システム DQN回顧録5

株式会社○○○システム DQN回顧録5

9月になった。

 部長に新しく仕事・・・というか課題を振られた。ACCESSのVBAで簡単なアプリを作るというものだった。俺はその頃はまだ必死だったので家でもその仕事を持ち帰りコーディングをした。結論を先に言ってしまうと・・・動きはするが中身がグチャグチャで酷いものだった。
 ただ、俺はこのアプリのために本を5冊は買いネットで毎日質問しまくった。ネットの向こう側で助けてくれた方ありがとうございました。

 この頃、女性社員が派遣から帰ってくる。一人は俺の席の隣の方だ。まぁ、大島さんなんだが。大島さんは最初の頃をACCESSの本を貸してくれたりしたのだが、数日経ったら態度が変わった。変わったというか・・・他の上司と同じになった。俺がため息をついていたせいか、頭を抱え込んでいたせいか知らんが、小声で「キモイ」を連呼する。追い込まれる。

 ため息が止まらなくなった。
 
 主任「ため息は一番簡単なストレス発散方なんだからね」
 
 副主任「ハァ?」(俺がため息をつくと真似をする)

 もうすでに限界だった。便所で泣くようになった。
 休日になるとサザエさん症候群が酷すぎて吐き気と頭痛がした。通院を再開する事にした。だが、薬は俺を助けてくれなかった。一日中ボーっとしてクラクラする。そして・・・それもネタに笑われる・・・

 「デパスww」


 10月
 
 アプリを完成させたのは9月だったか?忘れたが。
 それなりに動くものだったので部長は俺を登用することにしたようだ。この時断ればよかったと後悔している。正社員になる事が決まった後部長がアプリの中身の確認をする。酷い出来だったそうだ。俺もそう思うが。部長が慌ててコードをプリントしてみんなに見せる。

 「見てよwwこのソースwwww」

 使えない奴を社員にして焦っているようだった。もしかして俺はとんでもない所にいるんじゃないだろうか。どんなブラックでもここまで人間の糞のバイアスが掛かった掃き溜めはないんじゃないのか。試用期間で辞めようと思った。これじゃ潰れる。また、俺は未遂をやる。逃げなくては・・・
 主任は「そういうのは経験を積んでいけばいいものじゃないの?」と言ってくれた。この人はマトモだ・・・なんて思っていた。あの時までは。
 
 

 この月に飲み会があった。部長は社長に俺が如何に使えないかを話す。副主任に「この会社は足掛けだって??糞!!」と言われる。
 

 一人でいるのが限界だった。会社からブログのコメントを何度も読み返した。「俺には顔は知らないが応援してくれている友人がいる」そう思い続けなくては感情が噴出しそうだった。当時のブログの記事はおちゃらけた事を書いているが藁をも掴む思いだった。

 コメントをくれるのがいちいち嬉しかった。

 この頃にはもう会社にブログはバレていた。

 もうどうにでもなれ。金だけ貰えればいい。クビを恐れなければいい。そう思うことでギリギリのラインで社会と俺とは繋ぎ止められていた。

株式会社○○○システム DQN回顧録4

式会社○○○システム DQN回顧録4

長い長い放置が始まった。

 仕様書を1日中眺める日々。上からの具体的指示は何もなく、俺は出来もしない仕様をネットと本を読みながらなんとかこなそうとしていた。この頃には陰口が酷い事になっていた。
 部長が後ろを通り過ぎる時に椅子をガツガツ蹴られた。最初は狭い事務所だからしょうがないと思っていた。目一杯椅子を引いた。腹が圧迫されるまで。だが、部長は毎日毎日椅子を蹴る。そして陰口。「こいつどうしようw」「まいったなぁw」「一日中モニタ眺めてるw」
 部長以外の上司の態度も明らかに変わってきた。茶髪の副主任は俺を振り返りニヤーーッと笑う。数人で固まりニヤニヤ笑いながら俺を見ている。
 死にたくなった。なんでこの時辞めなかったのか。無職である事が苦痛だったから。戻りたくなかったから。
 「バイトなんだし」「いつでも逃げられる」何度も心の中で連呼した。

 放置されてしまったので自分で本を買って勉強した。会社でも家でも。ただ、入社一ヶ月も経ってないのに人間関係はズタボロだった。座学中にも後ろから陰口を言われる。部長は必死に俺を辞めさせようとする。


 初の給料日になったが給料が振り込まれていなかった。総務に聞いてみても「知らない」という。総務の方と一緒に部長に聞いてみる。部長はヤクザみたいな口調で「しらねーーーよ!!」と怒鳴った。唖然とした。
 給料は社長が振り込むのを忘れていたそうだ。そんな事って・・・・・
 少ないながらも一応給料を受け取る事ができた。しかし、殆ど仕事をしていないのに給料を貰って申し訳ないという気持ちが少しあった。ほんの少しだけ。今は憎しみしか残っていない。

株式会社○○○システム DQN回顧録3

株式会社○○○システム DQN回顧録3

 その日は休んだ。二日出勤しただけで俺はズタボロだった。

 部長が電話先で「何ぃ??疲れ??休み??」と言ってた。口調が荒い。怖かった。
 
 死にたくなった。リストカットの後が疼いた。何も無い世界に憧れた。この先ウン十年ずっと苦しめられて生きていく事になるのかと思うと生きるのが辛くなった。ただ、俺には好きなものがあった。漫画だ。漫研時代の友人や先輩達の漫魂が俺を現世に繫ぎ止めた。下手糞ではあるが、俺の創作同人を気に入ってくれて感想のメールをくれた人もいた。二人だけ。まだ、俺は死んだらいけない。でも・・・死にたかった。この時は本当に死のうと思った。

 最後に遺書としてセンスのいいポエムを書いてネット界の伝説になろう。そんな下卑た事を一瞬考えた。 

 でも、鬱で何も出来なかった。涙も出ずに吐息だけは荒く鼓動が俺の胸を叩いていた。心臓の音さえ雑音に聞こえる。

 親父が部屋に入ってきた。三日目にしてバイトを休んで心配してきたのだろう。「どの程度の実力なのか見たかっただけだ。」「出来ないならフォークリフトの免許でも取りなさい」色々言われた。ただ・・・親父の意見を聞ける精神状態じゃなかった。悲しむ事も怒る事も慌てる事もこの日は出来なかった。

 自分以外全ての人が幸福なのではないかと思った。およそ自己中心的な考えだ。みんな苦しんでる。ブルブルと震える手でブログを書いた。心配していつもコメントを書いてくれる人がいた。(相互リンクしている55氏です) 涙が出てきた。悔しいとか悲しいではなくて、どうしたらいいのか分からないパニックの涙だった。人間はどうしようもない時笑うか泣くかなんだな。

 俺は新卒で就職に失敗してから泣くようになった。親の前でも平気で泣く。それぐらい精神が不安定だった。安逸を貪りたかった。目の前の絶望に毎日どうしようもなかった。

 この時は練炭自殺が流行っていた。死の決断をできる人間が羨ましかった。

 そして、彼らを「負け組み」と笑う人間が許せなかった。

 自ら死んでいった人間達は俺だ。

 そう思っていた。

 枯れたと思った涙がまた溢れてきた。ボロボロと涙を流し枕を濡らした。
 俺の呻き声はまるで屠殺される羊の鳴き声のようだった。

株式会社○○○システム DQN回顧録2

株式会社○○○システム DQN回顧録2

二日目 悪夢の始まり


 二日目になった。副主任以外の社員が続々と出社してくる。茶髪は副主任だけのようだ。髪の薄い人は主任のようだ。「仕事が出来そうだな」最初はそう思っていた。
 新しく仕事を振られた。部長が仕様書を持ってくる。「時間かかってもいいのでこれやってください。」・・・分からない。何が書いてあるのか分からない。分からない場所が分からない。基本書は読んで初級の資格を取っただけの俺にいきなり実践をさせられても困る。冷や汗が出た。皆目分からないとは言えない。自分の力を精一杯出した。課長に「すいませんこれでいいですか?」と聞いた。少し指摘があったのでその通りに直した。結果は・・・・バグだらけだった。言語がCだったのでプログラム全体に影響を及ぼした。先輩が困った顔をしていた。申し訳なかった。「やっぱり俺には無理だ」・・・辞めようと思った。しかし、この調子じゃ正社員になるのは無理だから・・・そう思うことにした。俺は仕様書の前で途方に暮れた。部長がタバコを吸いながら他の社員と俺を見ながら何か話している。「こいつどうしよう」みたいな事を言っているのは明白だった。

 俺は次の日休もうと思った。ここで一度目の限界を超えた。

プロフィール

アザ党'S

Author:アザ党'S
タイトルに騙されて時事関連のBLOGかと思った奴、残念だったな。ここは、大学卒業後、職にあぶれてニート、ヒキコモリ、アルバイター、派遣社員、リストカッター(プギャー)とあらかたダメなものを経験したあとIT土

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