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DQNIT回顧録7

DQNIT回顧録7

4ヶ月程経った。大した仕事も振られていないのに俺は限界だった。小声で大島さんが「使えねぇ」と呟く。机に穴が開くくらい指をトントンする。俺が何をしたって言うんだ・・・

新しい仕事を振られた。本格的にPJに入れられるらしい。この状況で仕事に入ったら今よりもイジメが酷くなるのは目に見えていた。俺はもう辞めようと思った。その日は金曜だったので月曜の朝に社長に辞意を伝えようと思った。まだ試用期間。直ぐに辞められるはずだ・・・辞められる筈だった・・・

 悶々と土日を過ごす。飯が喉を通らない。将来の不安が俺にのしかかる・・・この日も死にたいと思った。苦しいんだもの。

 「死のうか・・・死んだら誰か泣いてくれるかな・・・死んだら親に迷惑だよな・・・」

 親の事を気にかけるのはまだ余裕がある証拠だ。俺は逃げようとしている。ただ、辞める事は逃げじゃない。何よりも死は選択肢の一つであるが・・・生き方ではない。

 この現状の煉獄から逃げ出すだけでいい。親なんか関係ない。このままじゃまた死のうとする。傷跡が疼く。

 月曜・・・勇気を出して朝一で社長の元に。「・・・・すいません・・・お話があります・・・」
 社長は接客用の椅子に俺を座らせて話を聞く。
 「・・・辞めようと思います。今のままではみなさんの足を引っ張るだけですし・・・」
 社長はずっこける仕草をし苦笑いをしながら「はやいなぁ」「君、壁があると今まで逃げてきたでしょう?」「会社のためじゃないんだ。自分のためなんだ」そう説得された。
 「あぁ・・・はい・・・」辞めたいと思っていたのに続ける事になってしまった。

 意志薄弱。
 
 優柔不断。

 俺はいつもこうやって回りに流されて・・・そして悪い方向に行ってしまうんだ・・・死ねよ俺。死んでしまえ。
 
 社長は部長に何かを話している。きっと今の彼には仕事がきついらしいから簡単な作業をさせて。という事を言ったのだと思う。
 これが部長の琴線に触れてしまう。
 
 部長が俺の後ろを通り過ぎざまに「調子に乗ってんなコイツ!」と呟いた。・・・やっぱりこうなった。何が自分のためだ。苦しんで苦しんで何も出来なくなって何が自分のためだ。ふざけるなよ。

 今まで大人しかった主任も怒り出す。「開発環境も全部インストールしたのに!」「辞めたってどこも雇ってくれないよ!!」

 部長「やる気が無いから」

 主任「やる気がないんだよ」

 先輩「痛ぇwww」

 
 殴りたいとか、暴れたいとかそんな元気は無かった。ひたすら辛かった。

 辛かったが一握りの勇気を振り絞り俺は呻いた。大島さんに「そんなにキモイか?」と小声で言った。
 ・・・  「死ね」と言われた。 その後も大島さんが派遣で出て行くまで「死ね」といわれ続ける。

 
 日が経つにつれ、やっと俺の中に怒りと憎しみが湧き始めてきた。耐えるだけなんてな。俺は大河内君のような善人じゃない。悪人だ。
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ひでぇなぁ。俺これをやられたらぶち切れて殴ると思うわ。

よく耐えたよ。でももし万が一、この先こういうことがあったら我慢しないほうがいいぜ。自分が壊れてしまうよ。
  • 読者のうちの一人#-
  • URL
  • 2008.03.25(Tue)
  • Edit
>>読者のうちの一人氏
これで俺は労基とかハロワとかに相談する事を覚えたよ。
  • アザ党#-
  • URL
  • 2008.03.26(Wed)
  • Edit

プロフィール

アザ党'S

Author:アザ党'S
タイトルに騙されて時事関連のBLOGかと思った奴、残念だったな。ここは、大学卒業後、職にあぶれてニート、ヒキコモリ、アルバイター、派遣社員、リストカッター(プギャー)とあらかたダメなものを経験したあとIT土

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